【紅と白 高杉晋作伝】関厚夫(32)修行篇 往復書簡(六)
晋作はいまさらながら、江戸という「将軍のお膝元(ひざもと)」の偉容をおもう。天守閣こそ焼失しているが、巨大な江戸城を中心に諸大名の大使館であり、参勤交代の目的地、また藩主の妻子、家臣が在住する藩邸(上中下3種類以上の藩邸をもつのがふつうだった)や武家屋敷、町家がはてしなくひろがっている。
日本の旅行をもっと面白くする