齋藤源久さん(東京・祥平館)の受章祝賀会 700人が出席
2012年春の叙勲で黄綬褒章を受章した日本観光旅館連盟副会長(当時)の齋藤源久さん(東京都新宿区・祥平館)の受章祝賀会がこのほど、東京・新宿の京王プラザホテルで開かれ、700人が出席した。発起人の近兼孝休・日本観光旅館連盟会長(当時)は10月1日の日本旅館協会設立までの道のりを振り返り、「齋藤さんの言葉に何度も勇気づけられた」と話し、新しい宿泊団体設立の陰の功労者として讃えた。
また、同じく発起人の小田禎彦さん(加賀屋)は30数年前に全旅連青年部の組織拡大のため齋藤さんと全国をキャラバンしたことを懐かしみながら「3代目の全国部長だった私を支えてくれたのが齋藤さんでした。経営者として人を大切にする姿勢が栄誉につながったと思います」と祝辞を贈った。
田川博己・JTB社長は「一緒に観光立国推進に取り組みたい」と今後の活躍に期待を寄せた。
海江田万里衆議院議員ら国会議員も祝辞を贈った。
齋藤さんは謝辞のなかで、自らの商いの拠点である四谷(新宿区)を発信力のあるまちにしたいと決意を示しながら「宿泊業や再開発事業への取り組みを通じ、今後も賑いのあるまちづくりに貢献していきたい」と抱負を述べた。