島根で神話、鳥取でまんが DC控え盛り上がる山陰(2)
次いで、今年から「まんが王国」を標ぼうしている鳥取県へ。米子―境港を結ぶJR境港線では「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターがラッピングされた列車が走る。当日は座席や天井など車内にも「目玉おやじ」がそこかしこにいる「目玉おやじ列車」だった。このラッピング車両、DCを機にさらに増車される。ゲゲゲ、コナン―名作生んだ風土 鳥取県
県中部では、人気コミック「名探偵コナン」で知られる青山剛昌さんの出身地の北栄町、谷口ジローさんの漫画「遥かな町へ」の舞台になった倉吉市を訪ねた。ボランティアガイドの案内で倉吉市内の白壁土蔵群などを歩き、漫画の世界を追体験した。
鳥取砂丘に隣接する「砂の美術館」では第5期展示が開催中。来年1月6日まで「イギリス」をテーマにした精巧な砂像を見ることができる。同館関係者は「当館に来られたら、ぜひガイドにいろいろと聞いてください。多彩な情報で砂像の魅力をご案内します」。
鳥取砂丘・砂の美術館を見学
島根、鳥取両県でDCが行われるのは今回で5回目。12月31日までの期間中、JRグループでは、関西や東海を起点にした企画きっぷ「山陰めぐりパス」などを設定。4日間有効で大阪市内発だと大人1万円とかなり割安だ。首都圏からは人気の寝台特急「サンライズ出雲」で山陰へ赴くのもいい。「この機会に山陰へお出かけください」とJR西日本広報部。
(荒木真人)
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