JATA旅博フォーラム、過去最大の参加 日本市場アピール
「JATA国際観光フォーラム・旅博2012」(日本旅行業協会=JATA主催)が9月20―23日の4日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた。今年のテーマは「新たな旅文化の創造へ」。過去最大となる世界156カ国・地域から700を超える企業・団体がフォーラムや商談会に参加した。9月21日の開会式でJATAの菊間潤吾会長(ワールド航空サービス)は、東日本大震災後の日本の国際旅行について「今年、海外渡航者は過去最高の1880万人と予測されています。LCCの就航や羽田空港の再拡張などで、日本の旅行市場は大いに期待できます」と呼びかけた。
また、日本はとても成熟したマーケットだとし「時期を選ばず旅行に出かけ、あまり知られていない土地にも積極的で、新しい旅の魅力を探し続けるマーケットです」と日本市場に一層の関心を寄せるよう促した。
基調講演ではWTTC(世界旅行ツーリズム協議会)会長で欧州旅行最大手のTUI会長のマイケル・フレンツェルさんが、国際観光市場の成長スピードなどを紹介しながら「我々はみな、成長産業のなかにいる。客に目を向けニーズをフォローすることで勝者になれる」と力強く語った。