漫画で伝える足の動脈硬化
医学書はどんなにやさしく書いても難しさが残る。ストーリー漫画で病気を伝えようとする試みに、一色高明帝京大教授(循環器内科)が挑戦している。昨年の『心筋梗塞』に続く漫画の第2弾『ストーリーでよくわかる! 閉塞(へいそく)性動脈硬化症』(エクスナレッジ、1365円)を刊行。この病気は、足の動脈硬化が原因。痛みを放置すれば足の切断や死亡に至る。メタボ体質の喫煙者を中心に増加。病気の怖さや早期の診断・治療の大切さを、中高年の患者仲間と家族、医療チームを登場させて描く。