職場のメンタルヘルスケアに森林セラピー活用 智頭町がセミナー
森林浴などのセラピー効果を事業所のメンタルヘルスケアに活用するセミナーが10月11日、大阪市北区の大阪富国生命ビルで開かれる。森林セラピー基地に指定されている鳥取県智頭町が初めて主催するもので、企業の産業医や産業保健スタッフ、人事担当者などに参加を呼びかけている。セミナーでは、2010年度に智頭町の森林セラピーロードで行ったメンタルヘルスケアや復職支援事業を事例に、智頭町の寺谷誠一郎町長や智頭町森林セラピー基地マネージャーの長谷川浩司さんが町の森林を活用したプログラムについて紹介する。また産業医の長井聡里さんやLASSIC社長の若山幸司さんが森林でのメンタルヘルス効果について話す。
近年、うつ病などで休職する労働者は増加傾向にある。森林浴や森の中での活動がストレス軽減や精神、肉体的に癒す効果が科学的に実証されている。智頭町では、町の特色として森林の活用を打ち出しており、メンタルヘルスケアの治癒方法の一つとしてプログラム化している。11月には智頭町で現地研修会も予定している。
セミナーは参加無料。定員50人。18時から。申し込みは10月9日まで、智頭町山村再生課で受け付ける。電話0858-75-3117またはメールtherapy@town.chizu.tottori.jp