【イチから分かる】「みんなの家」 建築の原初的役割を問う
イタリアで隔年開催されるベネチアビエンナーレ国際建築展で8月末、日本館の展示が国別部門で最優秀賞の金獅子(きんじし)賞を受賞したのは記憶に新しい。建築家の伊東豊雄さん(71)らが東日本大震災の被災地、岩手県陸前高田市に建設している集会所「みんなの家」の設計プロセスを紹介したもの。その真摯(しんし)な取り組みは、建築の原初的、普遍的役割を世界に問い直している。
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