個別手配の訪日客が増加 観光庁が震災前後の変化を調査
観光庁はこのほど、震災前後の訪日外客の属性の変化や、観光目的で訪日した外客の特徴や消費の変化を調査した。今年4―6月の訪日客と2010年同期の訪日客を比較し、ビジネス目的が1.4倍、訪日10回以上のリピーターが1.3倍にそれぞれ増加したと推計している。いずれも韓国、台湾からの増加が顕著で、ビジネス目的では中国も増加が目立つ。
一方、パッケージツアーを利用しない個別手配の訪日客は、特に中国、台湾からの旅行者で増え、全市場では約1割増加したとしている。
観光目的の訪日客については、韓国、中国、台湾について直近1年の傾向を分析。個別手配率は韓国56%、中国23%、台湾37%に増えている。20―30代が主で、旅行先は東京、大阪に集中し、服飾品への支出額が高いことや旅行の情報源を個人ブログや日本在住の知人から得ていることなどの特徴を明らかにしている。