東京大空襲から75年、知られざる「史上最悪の空爆」 生存者が語る
辺り一面、火の海。それが当時8歳の二瓶治代(にへい・はるよ)さんの見た光景だった。
米軍の投下した爆弾で炎を伴う旋風が発生し、すさまじい勢いで家々の畳を吹き飛ばす。畳は道にたたきつけられ、家具や人もそこに投げ出される。
「炎が燃え移って、人は火だるまになった」と、83歳になった二瓶さんは語る。
空襲を受けて燃え上がる家屋/Time Life Pictures/Wartime Japanese Govt. Photo/The LIFE Picture Co...