写真黎明期の中国、19世紀の希少写真を見る
写真が到来する前、西洋での中国像は絵画や旅行記、はるか彼方(かなた)とみられる地からの報告に基づいていた。
しかし1850年代以降になると、先駆的な欧米人の写真家が中国の景色や都市、民衆の撮影を試みるようになり、西洋の人々を魅了するとともに、中国における写真運動にも火をつけた。
その中にいたのが、イタリア人のフェリーチェ・ベアトとスコットランド人のジョン・トンプソンだ。ベアトは1850年代に中...
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