都市が「垂直の森」に変貌 建築家ステファノ・ボエリ氏に聞く
建築家のステファノ・ボエリ氏はいつも樹木のことで頭がいっぱいだ。その原点は子どものころに読んだ小説「木のぼり男爵」にある。少年が樹上の世界に入っていき、二度と下りないと誓うという話だ。
ボエリ氏は「木は個性豊かだと思う」「それぞれの木ごとに成長の跡や歴史、形がある」と語る。
当然、ボエリ氏の最も有名な建物「垂直の森」にも子どものような驚きがある。故郷ミラノに建てられたこの集合住宅は緑であふれて...
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