【書評】『新版 平坦な戦場でぼくらが生き延びること 岡崎京子論』椹木野衣著
岡崎京子は1990年前後の日本で最も先鋭的なマンガを描いた作家だ。だが、96年に交通事故にあい、現在まで創作活動は中断している。したがって新作は読めないが、今夏、岡崎の傑作『ヘルタースケルター』が映画化、公開されたのを機に、何冊かの未発表作品集や研究書が刊行され、時ならぬ岡崎京子ブームが起きている。
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