白山、湯桶が1300年 金沢市が東京でPR/石川
金沢市は5月18日、東京・銀座のレストラン「銀座の金沢」でメディアを対象にした金沢市観光セミナーと食事会を開いた。金沢市経済局の里見浩次郎営業戦略部長は、「昨年度の金沢への入込は一昨年度を上回り、新幹線効果は続いています。今年も白山開山1300年、湯涌温泉開湯1300年があり、しっかりとPRしたい」と情報発信への協力を要請した。
湯涌温泉は今年開湯1300年を迎えた。旅館8軒の風情ある温泉地で金沢の奥座敷として古くは地元中心に利用されてきた。1300年を記念し、各旅館では宿泊日限定の1泊2食1万3千円の特別宿泊プランをインターネットで販売することにしている。
石川県白山市と岐阜県白川村にまたがる白山は、今年で開山1300年。白山を信仰する白山神社は全国に2千社あるとされ、それらの総本宮が白山市の白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)。8月9―20日まで、普段は未公開の宝物を特別に公開するほか、昇殿参拝やみぞぎ体験を用意している。また、明治期の神仏分離令によって山を下った仏像を訪ねる、金沢駅発着の白山下山仏観賞バスツアーが運行される。