いつかは…「瑞風」公開に憧れ募る(2) ラウンジカーで"究極の飲み鉄"
ロイヤルシングル、ロイヤルツインも十分に豪華で、昼間はソファとして使用する収納式のベッド、デスク、トイレ、シャワールームが備わっています。ロイヤルシングルは2人利用も想定して2段ベッド。いずれの部屋も明るく開放的です。これは「中間車の側窓では室内からの眺望を最優先に機能的な配置をしています」(福田さん)というねらい通りでした。展望室には「全面眺望かぶり付きシート」も
食堂車は、アプローチ部分がオープンキッチンになっており、これから供される食事への期待感を高める演出です。テーブル配置に合わせた大きな窓で、定員はゆったりと座れる8卓20人です。
落ち着いたデザインの食堂車
ラウンジカーは木を多用した落ち着いた雰囲気。バーカウンター、ブティックスペース、専用の立札の茶の卓が設けられています。瑞風のおもてなしを体現するスペースであり、僕的には究極の飲み鉄に羨ましさが募りました。
列車の顔となる前後の車両には展望室があり、運転室と視点を合わせた全面眺望かぶり付きシートもあります。最後尾の運転室下の展望デッキから、沿線の風とナマ眺望が楽しめます。
先頭車の展望ルーム
ほかにも車内各所には豪華な調度品が設えられ、陶芸作品や絵画は素人でも一目で「いいもの」と分かるものばかり。車内空間の演出に大きく貢献していました。
来島社長は「JR西日本グループのメンバー挙げて多くのお客様のご利用お待ちしています」と力強く話していました。
いつかは瑞風―。そんな高揚感が鉄ちゃんの喜びでありました。
(トラベルニュースat 17年3月10日号)
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