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文化財を活用した観光拠点形成 文化庁が3月、オンライン講座を開講

文化財を活用した観光拠点形成 文化庁が3月、オンライン講座を開講
文化庁は3月1日、文化財を観光資源として生かすノウハウを学ぶオンライン講座「文化財を活用した観光拠点形成」を開講する。文化財を中核としたまちづくりや観光戦略の策定について、理論や事例の紹介を通してエリアマネージャーの育成の場を提供する。同庁が昨年4月に策定した「文化財活用・理解促進戦略プログラム2020」に基づくもの。政府・観光庁は、各地域への訪日外国人客の誘客に有力な手段として城や寺をはじめとする文化財を観光拠点として生かす取り組みを進めており、そのための人材育成を図ろうと開講を決めた。 講座はドコモgaccoが提供するインターネットを使った無料オンライン講座サービス「gacco(ガッコ)」を利用。PCやタブレット、スマートフォンで時間、場所を問わず学習ができる。受講料は無料。観光庁も2015年から旅館経営やサービス労働生産性について講座を開講してきた。 講座は2部構成。第1部は、文化財を中核とするまちづくりに向けた戦略・事業計画の策定手法やコンテンツづくりがテーマで、地域の魅力の「物語」化や地域との連携、文化財のマネジメントなどを幅広く学ぶ。第2部は実践・事例編。世界遺産・白川郷を有する岐阜県白川村や、訪日客にも人気の宿場町の風景が残る長野県・妻籠宿などを事例に、文化財の観光活用や情報発信、着地型商品造成など具体例に触れる。 西村幸夫・東京大学教授や日本観光振興協会総合調査研究所の丁野朗特別研究員など学術、観光、自治体から幅広い講師陣が務める。学習期間は2週間程度で、80%以上の講義受講で修了となる。 受講は専用ページから事前登録が必要。URLはhttp://gacco.org/bunka/。
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