乗り鉄の正月-青春18きっぷの旅(2) 高崎から熱海へ、最後は瀬戸内尾道
3つ目は、高崎発熱海行きの高崎線、東海道線直通の普通列車。走行距離約210キロメートル、乗車時間は約4時間。15年春に上野東京ライン(上野―東京を結ぶ新しい路線)の開通で、東海道線と高崎線、東北本線などが乗り換えなしで直通できるようになりました。「ランチクルーズ」でシメ
直通列車は日中何往復も走っていますが、ほとんどの列車に2階建ての自由席のグリーン車が連結されており、18きっぷでもグリーン料金を加算するだけで乗車できます。グリーン券は乗車前に購入しておくと休日で高崎―熱海が780円。混雑時の着席の保証はありませんが、飲み物などの車内販売もあります。
最後は18きっぷ旅を脱出して、広島県の尾道水道の「ランチクルーズ」に乗船。船は、瀬戸内海では初運航となる大阪水上バスのクルーズ船「ひまわり」で、連日ほぼ満席で運航されました。
クルーズは、尾道港発着で尾道水道を周遊する約1時間30分。ランチは尾道の名店「レストラン尾道レスポワール・ドゥ・カフェ」が提供しています。瀬戸内魚介のブイヤベース、瀬戸内レモンを使ったチーズムースなど美味しかったです。
JR西日本が展開するせとうちキャンペーンの一環で、今後は別の船を使って季節ごとにクルージングを行う予定です。
(あらしん=鉄道ジャーナリスト)
(トラベルニュースat 17年1月25日号)
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