11月の訪日外客数、14%増の187万5千人 中韓は好調持続
日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)によると、11月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比13.8%増の187万5千人。2016年で最低の伸び率となったが、11月単月としては過去最高を更新した。この結果、16年1―11月の累計は同22.4%増の2198万8千人に達し、年間では2400万人程度が見込まれる。JNTOは11月の結果について、紅葉シーズンのほかクルーズ船の寄港数増や航空路線の新規就航などを増加要因としている。
市場別ではロシアを除く19市場が11月単月の最高を更新。なかでもインドネシアは同54.3%と大幅な伸び。ベトナムやフィリピンといったアジア圏やスペインも好調だった。
訪日客数トップの中国は同19.2%増の43万3千人と好調を継続。累計では594万6千人で年間600万人突破は確実。韓国は航空座席の供給増がプラス要因で同18.6%増の42万7千人だった。
12月は東南アジア各国で学校休暇を利用した旅行、クリスマス休暇による需要増が見込まれる。