国内は沖縄やテーマパーク、海外はアジアが人気 JATAの年末年始旅行動向
日本旅行業協会(JATA、田川博己会長)がまとめた、今シーズンの年末年始の旅行動向によると、国内は沖縄、海外は台湾が一番人気の旅行先となった。傾向としては国内がテーマパーク、海外は近場のアジアに人気が集中している。国内旅行は大手旅行会社5社の予約状況(人員ベース、11月下旬時点)から人気、傾向を算出。方面別では、1位は離島方面が好調な沖縄。2位は僅差で東京が続く。東京ディズニーリゾートは今年も定番として人気が高いが、都内を周遊するバスツアーにも注目が集まっているという。
3位は新幹線開業効果もある北海道、4位はUSJ人気が続く大阪。5位には噴火の影響が収まった伊豆・箱根が入った。そのほかではプロ野球広島東洋カープの優勝やオバマ米大統領の訪問などで注目が集まった広島県が好調で、アニメ映画「君の名は。」舞台の岐阜県飛騨古川の急激な伸びが目立つ。
海外旅行は大手旅行会社6社の予約状況(同)から、1位台湾、2位ハワイ、3位グアム、4位シンガポール、5位タイがランクイン。今シーズンの年末年始は長期休暇が取りにくい日並びとなっており、6位にベトナム、7位に韓国、8位に香港も入っているように近場のアジア方面が人気になっている。
調査はJATA会員320社の営業、企画、カウンター担当者らにアンケートで実施した。