浜松市で17年大河「直虎」の旅 大阪で観光セミナー/静岡
2017年の大河ドラマ「おんな城主直虎」ゆかりの地、静岡県浜松市のセミナーが11月4日、大阪市天王寺区の大阪国際交流センターで開催された。浜松を拠点に戦国期の城主として活躍した井伊直虎を紹介した。セミナーは、浜松市・「おんな城主直虎」推進協議会が主催。市産業部の山下文彦担当部長は「井伊家は彦根城主として知られていますが、1千年の歴史のなかで600年は浜松です。来年は大河ドラマ館を開設し、井伊家の菩提寺・龍潭寺など湖北五山、舘山寺温泉、フラワーパークなど多彩な観光資源があります。ぜひ旅行商品を企画し送客をお願いします」と呼びかけた。
奥浜名湖観光協会の荘司哲事務局長は「直虎は、地元では次郎法師として知られています。領地を強国に囲まれていた直虎は井伊家と領民を守るため井伊谷城主になり、元許婚の息子・直政を育て上げます。直虎は直政を家康に仕えさせ、徳川四天王の一人として活躍、初代彦根藩主になりました」と話し、井伊家のルーツを探る旅として彦根と奥浜名湖をめぐるコースを提案した。
セミナー後は、旅行会社15社30人と、地元から出席した約30社・団体が商談会を行い、観光素材やモデルコースについてアピールした。