公共交通で地域活性化 若桜町で交通3社が9月24日に「のりものまつり」/鳥取
「交通から地域を元気にする」をテーマに、鳥取県に本社を置くいわばライバル同士の日本交通(澤志郎社長)と日ノ丸自動車(馬場進社長)、若桜鉄道(山田和昭社長)の3社がタッグを組む。鳥取県若桜町の若桜鉄道・若桜駅前駐車場で9月24日、鳥取・若桜谷のりものまつりを開く。会場の若桜町は、兵庫県と接し大阪から2時間圏内だが、人口減少に悩む過疎地域。それに伴いバス・タクシー、鉄道の公共交通機関は利用が減少し、路線の維持が厳しい状況になっている。そこでライバルの垣根を越えて3社によるイベント開催となった。
当日は若桜鉄道のSL、岩美町内で運行している日の丸自動車のボンネットバス、日本交通のローカル車両ノンステップバスなどの車両を展示するほか、交通ジャーナリストの鈴木文彦さんがバスの乗り方教室を行う。11―15時までの開催で、入場無料。
このほど大阪市内の鳥取県関西本部交流室で開いたプレス発表では3社長が出席。「若桜谷に賑わいをつくり、地域を元気にしたい」「公共交通に乗り慣れない子どもたちに親しんでもらい、利用を促進したい」と意気込んだ。
アピールする3社社長ら