北陸観光"再点火"へCPリレー JR西日本、美と食をアピール
JR西日本は、北陸新幹線開業後の昨年10―12月に開かれたデスティネーションキャンペーン(DC)から1年が経過した北陸観光の熱気に再度火をつけようと、10月からキャンペーンリレーを展開する。景観、歴史風土、食など地域素材に磨きをかけ、北陸の魅力を再提案。飽きの来ない観光地北陸をアピールする。10月1日―11月30日は「日本の美は、北陸にあり。」キャンペーン。「美観」「美食」「美技」「美湯」「美心」の「5つの美」をテーマに、DCから充実させた観光素材を並べる。
夜の過ごし方を提案するのが「美観」。富山市の富岩運河環水公園のイルミネーションや、金沢市の兼六園、福井市の養浩館のライトアップをDCに続いて実施する。「美食」は富山湾鮨や加賀料理、越前のうららの極味膳といった地域の恵みを生かしたうま味がずらり。そのほか、「美技」では石川で「塗めぐりパス」、「美心」では福井で「一乗谷朝倉氏遺跡ガイド」が新登場するほか、「美湯」でも北陸三県の温泉地で様々な企画が用意される。
大手旅行会社が「5つの美」をテーマにした旅行商品を設定するほか、特別企画乗車券「北陸乗り放題きっぷ」を継続して設定するなど誘客、周遊を促進する。
続く12月―2017年3月に開かれる、毎年恒例の「Japanese Beauty Hokuriku」キャンペーンへたすきをつなぐのが、JR東日本と連携して行う「美味しさ五ツ星。北陸新幹線」キャンペーン。「日本の美は、北陸にあり。」と同じく10月1日にスタートし12月31日まで開く。北陸三県に長野県、新潟県を加えた新幹線沿線5県の食にスポット。旅行商品の展開やイベントのほか、イメージキャラクターにワインソムリエの田崎真也さんを据え各種媒体を用いてPRを展開、地域の魅力を訴求する。