サービス労働生産性を学ぶ 観光庁、オンライン講座を開講
観光庁は10月19日、サービス労働生産性についてのオンライン講座を開講する。昨年宿泊業を対象に行った「旅館経営講座」に続くもので、今回はサービス業全般が対象。より実践的な内容にこだわり、労働生産性向上につながるノウハウや知識習得、意識向上の場を提供する。講座はインターネットを使った無料オンライン講座サービス「gacco(ガッコ)」を利用。PCやタブレット、スマートフォンで時間、場所を問わず学習ができる。受講料は無料。
講師は「旅館経営講座」に続き、一般社団法人サービス産業革新推進機構代表理事の内藤耕氏。講義は週ごとに4テーマに分けて展開する。今回は講師による講義に加え、宿泊や運輸、小売などの事業者の先進事例を映像で紹介、これを講師が解説という内容を導入することでより実践的なカリキュラムにした。規定条件を満たし修了すると観光庁長官名で修了証も発行する。開講済の講義は12月21日の閉講まで視聴可能。
10月19日配信の1週目のテーマは「『サービス労働生産性』とは」。これからのサービス産業と科学的アプローチの導入を学ぶ。2週目は「『早くやる』から『すぐできる』へ」で10月26日配信。オーダーへの対応や「でき立て料理の提供」についての実践的内容も盛り込んだ。3週目は11月2日配信の「『できる』から『必要』だからへ」、最終の4週目は11月9日配信の「労働生産性の見える化」。
受講は事前登録が必要。7月20日に登録をスタートした。URLはhttp://gacco.org/kankocho/slp/。