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【書評】『ノーベル経済学賞の40年 20世紀経済思想史入門』上・下

【書評】『ノーベル経済学賞の40年 20世紀経済思想史入門』上・下
 昨年、iPS細胞を開発した山中伸弥京都大学教授の受賞で話題になったノーベル賞は、物理、化学、医学・生理学、文学、平和、そして経済学から成るものと一般に思われている。だが実は経済学賞は、「ノーベル賞」ではない。正式名称は、「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞」という。スウェーデン国立銀行が資金の提供をノーベル財団に申し込み、1969年に新設されたもので、正式にはノーベル賞には入らない。もちろん記念講演や授賞式も、ほかの賞と一緒に行われているし、本書の日本語題名のように「ノーベル経済学賞」と表記されるのが一般的だろう。だが、ノーベル財団では、「経済学賞」の表記が用いられている。
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