【消えた偉人・物語】保科正之 継承される「ならぬことはならぬ」
世に「名君」と評される人物は多い。もし、「真の名君は」と尋ねられれば、私はためらうことなく会津松平家初代藩主、保科正之(1611~73年)と答える。しかし、明治以降、歴史の表舞台から消える。その原因が、いわゆる「薩長史観」によるものか否かは問わない。ただ、教科書に正之が取り上げられなかったことは事実である。
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