京料理の神髄に触れる（3）　ゲーム感覚の着地型企画

お待ちかねの特製弁当では、生徒たちから「ナスにおダシの味がすごく浸みている」「自分たちで仕入れたぶぶ漬がおいしい」の声が挙がった。企業の報奨旅行やインバウンドにも 同校の吉田淳子教諭は「生徒たちは食文化を専門的に学んでいて素地がありますが、自分たちの口に入れるものへの関心がさらに高まった課外授業になりました」とプログラムを評価していた。 特製弁当を食べる生徒たち 京都文化協会の渋谷徹事務局長は、食文化体験プログラムを「食をコンセプトにした着地型企画」と位置づける。「楽しみながらゲーム感覚で京都の食文化に触れられ、企業の報奨旅行やインバウンドでの利用もあります」という。 体験料金は学生２９００円、一般３６００円から。旅行会社には販売手数料を設定している。 （トラベルニュースat 16年7月10日号） →京料理の神髄に触れる（1）　京都文化協会がプログラム化に戻る 1　｜　2　｜　3