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【書評】『桜花の記憶』河野裕子著

【書評】『桜花の記憶』河野裕子著
 家族で民宿に泊まった時に、隣室の大部屋で20人をこえる男の団体客が夜遅くまで宴会で騒いでいた。我慢する人が多いか。本書の著者の河野裕子(かわの・ゆうこ)は隣室の障子をあけ、「だまれっ」と一喝した。だが、全く無視された。自分の部屋に帰り考える。「あれ、私は髪ふり乱し、寝巻のままだった。それは、いい。しかし、もう少し私が美人だったらば、もう少し背も高く、身体も大きかったらば、声量も豊かだったらば。もし、そうだったならば、あんな酔っぱらいなんか、畑の葱(ねぎ)みたいに、一息にザックリ刈り払えたのに」 ところが、「畑の葱」は何と10分後には静まったというから河野裕子の体あたりの迫力は並ではなかったらしい。
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