東通原発　再稼働遅れでコストにしわ寄せ、需給不安高まる

　原子力規制委員会の調査団が敷地内にある断層を活断層と判断したことで、東通原発の再稼働時期はさらに遠のいた。東北電力が年明けにも申請する電気料金値上げの原価にも東通原発の稼働は織り込みづらくなり、代替する火力発電の燃料費負担で値上げ幅の拡大は避けられない。再稼働が遅れれば、来夏の電力需給に影響を与えるのは必至だ。