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【書評】『イカロスの流星』なかにし礼著

【書評】『イカロスの流星』なかにし礼著
 昭和30年代、黎明期(れいめいき)のテレビ業界に己の才能を頼りに飛び込んだ男がいた。“ギョロナベ”の愛称で親しまれ、また恐れられた元TBSプロデューサー、渡辺正文。手がけた音楽番組を軒並みヒットに導き、国民的スターを世に送り出す。ついには外国のスターたちを集めた空前絶後の大イベント「東京音楽祭」をも成功させてしまう。
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