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【新閣僚に聞く】田中真紀子文部科学相「朝鮮学校無償化 批判は覚悟、早期に判断」

【新閣僚に聞く】田中真紀子文部科学相「朝鮮学校無償化 批判は覚悟、早期に判断」
 --外相時代、官僚と衝突した経緯から文科相就任を懸念する声があった 「外務省には当時、機密費流用の問題があり、私が解明して無駄遣いをやめさせる命題を担ったが、官僚や一緒にいた政治家が既得権益を守ろうとした。省内の軋(あつ)轢(れき)がもろに跳ね返ってきた。当時の小泉(純一郎)首相は最初はやっていいと言っていたが、最後は内閣が困るから『役人の言うとおりにやればいい』と。首相になって時間がたつと随分、変わるものだと思った」 --職員との関係は 「とてもいい役所に来られて本当に感謝している。建前ではない。(平成6、7年に)旧科学技術庁長官としてお世話になり、当時の方々が偉くなられて『お互いに年を取ったわね』といえる人間関係がある。ほとんどの局長の顔と名前も分かる。家族みたいにストレートに意見を言い合える。皆さん『対立関係』と思いたいのかもしれないが、それはない」 --いじめ問題への取り組みについて 「命を大事にするということや、他人と自分は違うということの大事さに若いうちから気づかせることが、いじめ問題の解決にもつながるのではないか。現場第一主義で学校の中に入って、子供たちに話を聞いてみたい。そうでないといじめの実態は分からないから」 --山中伸弥京都大教授のノーベル医学・生理学賞受賞が決まったが、今後の予算の重点配分について 「時代のニーズ、生活者に役立つ科学技術を考えている。予算は限られているから、日本だけではなく、世界の方たちの利便性や幸せに結びつく分野は特化して、メリハリを付けたいと思っている」 --朝鮮学校への高校無償化適用について 「拉致問題や偏向教育を理由とした反対意見や、教育的見地から導入すべきだという賛成意見がある。ただ、会計のバランスシートを見ていると、会計年度が切り替わる時期でもあるようだから、透明性をチェックするためもう少し時間がかかる。『絶対だめ』『絶対いい』という方が各政党におられるが、それ以外の声も聞いてみる。どちらにしろ、批判されるのを覚悟の上でないと決められない。早く政治判断で決めることだと思う」
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