「隠れた感情」を味わう、能面に見る伝統芸能の神髄
アーモンド形の切れ長の目はぼんやりと宙を見つめ、笑っているようにも怒っているようにも見える口元からは全く感情が読めない。
日本の伝統的な舞台芸術「能」で使われる木製の能面は、無表情に作られている。しかし、能を演じる能楽師たちは、かすかで繊細なその身のこなしにより、面に彫られた「隠れた感情」を引き出す役割を担っている。
約1000年の歴史を持つ能は、日本の伝説から現代の出来事まで、さまざまなスト...
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