京旅協、組合員増強と商品開発誓う
京都府旅行業協同組合(京旅協、上原龍男理事長=アートツーリスト)の第35期通常総会がこのほど、京都市中京区のANAクラウンプラザホテル京都で開かれた。現在48の組合員数を50に引き上げることを目標とする組合員増強を最重点事業に掲げた。総会で明らかにされた京旅協の35期クーポン年間取扱高は前期比101%の約15億円。契約協定機関約930社からの協定料を加えると、京旅協の収入の6割ほどを占める。一方、着地型旅行企画として毎春運航している岡崎十石舟は過去最高の2万人を超える乗船客数を記録、ユニットプランなどと合わせると収入の4割に達する。
組合の収益源を念頭に、上原理事長はあいさつで「今期、利益を出すことができましたが、収益構造を見直すことも考えたい。ユニット等はまだまだ伸びると思っています。新しいユニット商品を造っていくとともに、協同組合大阪府旅行業協会(OATA)とも共同企画商品を開発していく」と述べた。
また、DMOや行政などと連携した着地型旅行商品の開発につながる勉強会を開催。「組合員のためになる組合運営を行う」(上原理事長)とした。
役員改選では上原理事長、北澤孝之副理事長(ツアーポート)、森野茂専務理事(アルファトラベル)の3役を全員留任。組合活動の源泉となる組合員増強へ積極的に取り組んでいくことを示した。